近藤博美のコラム
今年のゴールデンウイークは2年ぶりに自宅の屋上でB.B.Qをやりました。20数年前にこの家に移ってきてからは恒例だったイベントも、コロナ禍では集まってはしゃぐのもはばかられる気がして、遠のいていました。
このルーフデッキは屋根の谷間に作り、3方を囲み見晴らしの良い油山の方向に開いて、気持ち良いのですが、南西方向を向いたので陽当たりが良すぎたのは誤算でした。
特に夏場はターフやパラソルくらいでは使い辛く、時間を選びます。
アーバンテラスシリーズで抜けや眺望を大切にしながらも、日陰を求めて、方位を考えたり、メンテの事も考慮して屋根をしっかり掛けるのはこの時の教訓でしょうね。
とは言いながら、気候の良い日は、折りたたみのニーチェアーにオットマンをデッキに出して、今時に?ですが。レコードを引っ張り出して聞いたりしています。
今日はマイケル・フランクスのアルバム2枚。AORってジャンルかな?もっと激しい音ばかり聞いていたような気もするんですが、40年以上前にこんなアルバムも結構聞いていたみたいです。
この歳になるとスンナリ心地いいですね。
この7帖ほどのルーフデッキには露天風呂も作って、子供達が小さいころは一緒に楽しみました。娘ということもあり短い期間ではありましたが。
今工事中のアーバンテラスのルーフテラス用にJAXSONのバスタブを発注したのは、あの頃の思い出をお裾分けしたかったからですかね?
壊れていた露天風呂のバス水栓を孫用にとこっそり取り替えました。
冒頭のB.B.Qの写真の奥に見える稜線は油山で、モーモーランドの赤い屋根も見えます。その「油山市民の森」と「油山牧場」を、サムライの佐藤可士和とサポーズデザインオフィスの谷尻誠がタッグを組んでリニューアルを進めていると雑誌に出ていたので、何が始まっているのか楽しみで十数年振りに訪ねてみました。
工事途中の現場も多く、まだ全容が見えませんでしたが、秋には大半の施設が出来上がるそうです。来年春開業予定のスノーピークプロデュースの宿泊施設が完成するのを待って又訪ねてみようと思っています。
インフォメーションでいただいたステッカーにスローガンの「BACK TO NATURE」の文字が。ABURAYAMA FUKUOKAのホームページにあるように、ポートランドやシアトルのような自然共生都市として、世界中から人々が集まり、持続可能な都市や次世代のライフスタイルのベンチマークとなっていく福岡市へ…夢が広がります。
5、6年前にポートランドの設計事務所「ZGF」(2016年の全米No.1設計事務所に選ばれたそうです。)の本社に勤務してある日本人スタッフの渡辺さんが、東京で開催された「街づくり勉強会」の講師として来日された時に、高島福岡市長がポートランド本社にこられた話をされたことを思い出しました。こんなところに繋がっているんですね。
共和住宅もアーバンテラスシリーズの提供が、そんな福岡市の魅力を深める一助になればと考えて開発を進めています。