家づくりのアイデア・デザイン(アイランドキッチンⅡ)
ぐるっとキッチンの周りを回れるタイプのアイランドキッチンを採用されている方も増えています。
こちらは平屋の住宅で、ダイニングテーブルは横に設置しました。普段の食事はこちらでされています。
キッチンの正面には二間続きの和室が見えます。奥の和室の右横にも、もう一間和室があり、大勢のお客様にも対応できるように計画しました。
どこからでも左手に見える和風庭園に視線が抜ける心地よい邸宅ができました。
こちらは2階建ての2階に造ったアイランドキッチンです。
パナソニックのフロートタイプのキッチンでフルフラット。スッキリ広がりをくれます。
2階に造ることで高い天井高を確保し開放感いっぱいの空間になります。換気扇の取付け高さの問題がありここは下がり天井を作り、間接照明にすることで軽やかに仕上げています。
次は3階建ての3階に設置したアイランドキッチンです。
左手に見えるレンガを目透かしで積んだ壁は、エレベーターや階段出入り口からの目隠しにデザインした意味もありますが、蓄熱材としても期待しています。
奥左手のサッシからは非常用進入口のベランダに出られて生ゴミ置場や布巾やまな板を干したり何かと重宝します。
右手の引戸の奥にはパントリーも作りました。
キッチンハウスのベーシックシリーズでカラーはメルクリオ、ダイニングサイドは収納にしています。フルトールのカップボードも同色で横にマットブラック素材のフェニックスのカウンターを並べています。
ダイニングテーブルの照明をフロアーライトにしてみました。
フロス社のアルコという名の照明でもう60年以上前のデザインですが未だに新鮮なのは不思議ですね?
リビングで使用する事が多い印象ですが、ダイニングテーブルのチェアの後ろを人が通れる寸法になっているのはすごいですね。ちょっと知的な空間になったようでお気に入りです。
最後は同じキッチンハウスでもオートクチュールといわれるフルオーダーのキッチンです。ミーレのオーブンレンジをカップボードに組み込みたくて、こうなりました。
せっかくフルオーダーにしたので、ダイニングサイドの収納は無くして、エッジをきかせ、シャープな感じにデザインしました。
この住宅は近隣説明をする事で最高高さ10Mオーバーを実現し、屋根裏を使った吹抜けのボリュームを大きくし、開放感いっぱいの空間になっています。
テーブルもキッチンハウスで同色のメラミン板で作り、一体感をもたせました。壁は白のタイルをヘリンボーンに貼りちょっと艶やかに、梁に貼った木製タイルも含めてノイズを入れることでシャープになりすぎず、ほっこりした住いを目指しました。