家づくりのアイデア・デザイン(バイオエタノール暖炉)
最近使用することも多くなったバイオエタノール暖炉、特徴的な現場写真をいくつか紹介します。
10年程前に造ったリビングの壁に組み込んだエコスマートのバイオエタノール暖炉、大理石モザイクタイル貼の壁にスティール箱にブラックの粉体塗装を施したものを埋め込み、バーナーを組み込みました。
炎が綺麗に見えて没入感もすごいので成功かな?と思ったのですが、造付TV台の一部の上にあるので、写真で見るとTVの画面みたいで、動画とまちがいそうですね。
トウモロコシやサトウキビなどを原料としてつくられた燃料「バイオエタノール」を燃焼させる新しいタイプの暖炉は、カーボンニュートラルで地球にやさしいエコな暖炉です。
2階リビング続きの、屋根のかかったデッキに持ち出した、家具調のバイオエタノール暖炉です。福岡市中央区薬院にあるLEBEN(リーベン)さんで見つけて購入しました。
リーベンさんはヨーロッパからオリーブの古木やバイオエタノール暖炉を輸入販売している会社ですが、この商品は自社でデザインされヨーロッパから輸入したバーナーと自社で東南アジア等でオーダーして作らせた木製天板や編み上げた胴を組み合わせて作られていました。
デッキに持ち込んだ、アフリカやモロッコの手作り家具とも相性が良さそうなのでコーディネートしてみました。ちょうど外壁で切り取られた、ブルーアワーの空に浮かんだ、三日月ともマッチしましたね。
共和住宅は生活を重ねる中に、新たな発見がある家づくりを目指しています。
離れに向かうパティオの手前に設置したラウンジに作ったバイオエタノール暖炉です。ちょっとマニッシュな雰囲気にしたくて、似合っているかな?
モールテックスで仕上げたカウンターに埋め込んでカウンター下の薪を置いた窪みの所から吸気しています。壁は素材感がほしくて国代耐火のせっ器質タイル200STG-AKSを目地詰め施工で、表面を汚してもらいました。
壁の左右にカウンター幅のミラーを張って広がりを演出しています。床タイルにはリクシルのブリットストーンの900×150の大きさの細長いタイルをあえてヘリンボーンに張り遊んでみました。イームズのラウンジチェアーもマッチして良い感じです。
よくバイオエタノール暖炉はあったかいの?と聞かれます。暖気を煙突や排気口から逃がさないといけないそれ以外の燃料系の暖房器具と違い熱効率は90%以上ありあったかいです。それにプラスして、エタノールは燃焼すると水蒸気を発生するので湿度を保ちながら暖をとることもできます。
リビングとダイニングの間にバイオエタノール暖炉を造った住まいです。
エタノール暖炉は燃焼しても煙や煤を排出しないので、従来の暖炉に必要だった煙突は必要ないのですが、3階L.D.K.に入って来た時のフォーカルポイントとして、あえてタイル貼の煙突を作りました。
煙突の下に揺らぐ本物の炎のむこうに、リビングが見られる邸宅に憧れてデザインしてみました。
煙突に貼ったタイルはKYタイルの5.5mm厚グラムールフレールのダークグレーです。この方向からの写真がKYタイルの最新カタログVol.21に掲載されていますので、探してみてください。
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