家づくりのアイデア・デザイン(水盤Ⅱ)
アーバンテラス地行Ⅰでは5年ぶりに水盤を作りました。玄関土間を抜け引戸を開けると目の前に水盤があり、飛び石を渡ってパティオで寛ぐことができます。
いろんなシークエンスをもった住宅は豊かな奥行を感じることができます。
今回はパティオでプロジェクターを楽しむことができるように、2階洗面ホールから映写するための、防火ペアガラスを準備しました。
パティオの壁1面を漆喰で塗ってプロジェクターを上下に向けることで2階ホールや3階からも楽しむことができます。
パティオに水盤を置くことでサッシのガラスの反射だけでなく、水面の揺らぎ等も合わさっていろんな光の演出を楽しむこともできます。
最初は8年程前に、隣のクリーニング店の音を和らげるために苦肉の策として、循環式のウォーターフォール(滝)の水音を利用しようと考えて設置した水盤ですが、
この写真がプールがある家として独り歩きしたり、水面の揺らぎに癒されると評価が良かったりで時々作っていました。
囲まれているので、少しは気化熱の効果もありそうです。
こんなに見晴らしの良い所に設置したこともあります。
大きな水盤を作ると、ろ過装置を付けたりと、大変そうですが、水深も浅く水量も少なく
作ることで、定期的に水を抜いて掃除できるぐらいの大きさで、手軽に楽しんでもらえたらと考えています。