家づくりのアイデア・デザイン(インテリア タイルⅡ)
キッチンのコンロ横の壁は清掃性も考えて、キッチンボードを使用する事が多いのですが、ここではタイルを突き付けて目地なしで施工しています。
名古屋モザイクの「クロジョーロ」と言うイタリアからの輸入タイルでハンドメイド感やビンテージ感までも最新技術で再現してあり、寸法も整っていたので、無理を言って目地なしにしてもらいました。
少々リスクはありますが、仕上がりも気に入ったので、時々説明しながらも使っています。
奥の壁に張っている、タイル状の物は、外装材メーカーのケイミューの「ソリッド」というセメントを主材とした壁材で、1番素材感が出た種類の物を使ってみました。
左手前に見えるラタンで巻いた柱は、宮崎県小林市から来ていただき、現場製作をしてもらいました。先日ビンテージ家具の修復をやられる福岡市内の方と話をしていると、同じ方に頼まれてあるようで、みんな同じ所に行き着くものだと、感心しました。
それぞれ違った素材ですが、本物感を大切にした物が時代を超えて違和感なく、まとまったかな?と思っています。
同じ住宅の玄関に張られた、名古屋モザイクのこれもイタリアからの輸入タイル「ブックマッチ」。その名前のとおり欧州で古くから親しまれてきた、大理石のブックマッチパターンを先進のデジタル技術で再現した物です。
もう本磨では見分けが付きませんね。
これも同じ住宅の洗面・脱衣室の1面に張ったタイルです。今ではもう同じ物はありません。今探すと、ちょっと高くなりますが、名古屋モザイクの「ガラッシーバイブス」がもっとガラスっぽくて近いかな?と思います。
トイレのアクセントにタイルを多用しています。
手洗いカウンターの上に手造りミラーと併用して、面積も限られるのでちょっと奮発して珍しい物も。
これはタイルとステンレスをミックスした「ジャズメタル」という名前のタイルです。
都会的な雰囲気が欲しい時にどうぞ。
INAXの手洗いカウンターの上に横長の手造りミラーとINAXのインテリアモザイク、窯変ボーダーを組み合せてみました。
便器の背面カウンターに切れ目が見えるのは、カウンターを跳ね上げると内に収納があるからです。
同じく同シリーズの手洗いカウンターの上部に間接照明を組み込んだミラーを作り、その間に名古屋モザイクのガラスモザイク「ニューヨーカーガラス」を張ってみました。間接照明に照らされて華やかですね。
最後はタイルではなく本物の大理石「ビアンコカララ」と間接照明を組み込んだミラーを挟んで、上下に張りました。
間接の照明位置の深さを変えて光の出る角度が違うのが分かりますか?天井面は広く照らしたいので。
大理石は水磨きにして、適度な反射で落ち着いた雰囲気になりました。