近藤博美のコラム
5月末の土・日に1泊で京都に行って来ました。360人のフォロワーしかいない共和住宅のインスタを260万人のフォロワーを持つ村上隆さんがフォローされているので、敬意を表して、8年ぶりの日本での大規模個展を見に行きました。
「村上 隆 もののけ京都」は京セラ美術館で開催されていたので、昨年建築家 青木淳の設計でリニューアルオープンしたこの建物を見学できるのももう一つの楽しみでした。
以前の地下階からアプローチする大改修の成果を実感でき刺激をもらいました。
なぜヴィトンが村上隆とコラボするのか?
その一端でもと思い臨みましたが、混沌とするばかりです。
村上さんが衝撃を受けた「メタバース」。娘さんが「あつまれ、動物の森」のゲームをやりながら、画面に花火が打ち上がるのを見て、心底感動しているのを見て娘さんの感動を作品にしたのが、この「風神図」「雷神図」です。
翌日建仁寺に行き、俵屋宗達の風神雷神図
(現在は京都国立博物館に寄託されてレプリカですが)
を見ました。100年後の村上さんの風神雷神図も並んで感動を与えるかもです。
京都の町を歩いて目に留まった住宅をいくつか。
東京で春に見た住宅とはずいぶん雰囲気が違いますね?景観条例の影響も大きいのでしょうが、職人さんの歴史も感じとれる気がします。
小川珈琲の堺町錦店を目指し、四条通りからアーケードを抜けようとすると、京都の町は海外の人達でカオスでした。
混乱を避けようと、移動しながらの飲食は禁止にしていたのは良いのですが、店の前にイスを並べて食べているので、大渋滞です。
エシカルやフェアトレードをコンセプトに東京や海外にも店舗を広げている小川珈琲には興味があったのですが、今回はこのパティオのイメージを警固Ⅱの登り庭に生かせればと見に来ました。ただ、完成時期が冬になるので、冬に強いオーストラリアンガーデンが無難かな?など頭を悩ませています。
仕上がりをお楽しみに‥‥。