1枚のタイルから始まる物語(1)〜平田タイル、KYタイルのご紹介〜
本日は、ただ今好評販売中のアーバンテラス警固Ⅰ、警固Ⅱ、平和Ⅲに使われている、美しいタイルをテーマに取り上げたいと思います。
アーバンテラスでは、場所や用途、内観デザインに応じてさまざまなタイルメーカーさんの商品を使用しています。
今回はそのうち、平田タイルさんとKYタイルさんの商品の特徴や会社の歴史をご紹介します。
■1919年創業のタイル専門商社。オリジナルブランド開発にも注力する「平田タイル」
平田タイルは1919年に京都で創業した老舗です。
その前身は茶碗などの生活陶器を扱う「平田屋 陶器店」だったそうですが、当時の建築ブームに商機を見て、同店の建築陶器部としてタイル、トイレなどの衛生陶器を取り扱い始めたのが始まりでした。
当時はタイルと言えば水廻り全般に使われていたことから、タイルと水廻り商材を専門とする企業として発展。そして現在は、タイルの専門商社、タイル工事のスペシャリスト、オリジナルブランドを開発するタイルメーカーと、さまざまな顔を持つ企業として成長を遂げています。
同社のオリジナル商品はタイルや陶器の焼き物としての美しさ、デザインにこだわりを持って作られており、独自工法による高い耐久性と素材の風合いを活かした意匠性、双方からアプローチし建築価値を高めてくれます。
例えば、アーバンテラス警固Ⅰの玄関に採用した「ブルーナ」という名のタイルは、天然石特有の筋模様などのテクスチャー、エンボス感が微細に再現されており、エントランスに温かみをもたらしてくれています。
こちらはアーバンテラス警固Ⅱに使用した「クローシェマーブル」です。緻密なガラスモザイクの表面に大理石模様が再現されており、細やかに繰り返されるパターンが魅力です。
同じく警固Ⅱのキッチンの壁に使用しているのは、20mm角のモザイクに長方形の目地が施された「フリッカー」。シンプルなデザインながら、生地にこだわった美しい原料によってリズミカルなハーモニーが生み出されています♪
その他、警固Ⅱ3階の洗面台背面には、同社のロングセラー商品「メイプルブリック」を採用しています。
■創業者・山田吉五郎さんの頭文字にちなんで「KYタイル」
平田タイルと同時期の1920年に創業したKYタイル。
創業者である山田吉五郎さんが10年間タイル業に従事した後、「山田商店」という名で独立開業したのがこちらの会社でした。
その後「山田タイル製陶所」に改名し、陶器タイルの製造に着手。戦中の混乱期には一時、製造中止を余儀なくされるも、その後再開し昭和40年代以降は東京、名古屋、大阪、福岡、沖縄に次々と拠点を開設し大きな成長を遂げました。
平成元年に創業者のお名前の頭文字を取って「KYタイル」へ社名変更されたそうで、今では総合タイルメーカーとして広く知られる存在となりました。
KYタイルと言えば、紙張りシートや糊をなくして省資源・省施工・安全性を叶えたタイルユニットや、汚れがつきにくくメンテナンスしやすい機能タイル「クリーンエフェクト」で有名です。内装、外装、装飾、床用など、バリエーション豊かな存在感のある商品を販売されています。
アーバンテラス警固Ⅱでは、パティオにKYタイルの「オーシャンブルー」を使用しました!涼しげな色とりどりのブルーが、水盤を華やかに彩ってくれています。
アーバンテラス警固Ⅰでは、リビング・ダイニングに設けたバイオエタノール暖炉回りに大判タイル「グラムールフレール」を採用しました。こちらはなんと、KYタイルさんのカタログ施工例として掲載していただきました♪
※詳しくはこちらのコラムをご参照ください。
https://kyowa-jyutaku.com/column/20250327/
完成見学会にご参加いただくと、これらのタイルの美しさを間近でご覧いただけます♪
ぜひご予約の上、ご来場ください。
次回は名古屋モザイクさん、アドヴァンさんの会社ヒストリーと商品実例をご紹介します。
お楽しみに!
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