家づくりのアイデア・デザイン(和室Ⅱ)
今回離れのゲストルームを和室で造ってみました。
少しエスニックな感じのパティオを抜けると、大谷石の玄関土間が、向かえてくれます。
縦格子の上吊り障子を引き分けると、8帖の広さを持つ縁無し畳を中央に敷き詰めた、ゲストルームが現れます。奥にはトイレ・洗面・シャワールームを準備しました。
奥から見返した写真です。畳と障子があるだけで和風色が強まりますね。
基準法上の関係で作った写真右手の収納のシナ合板の扉や、障子の桟をグレイに染めたりして、グレイッシュなモダンな和室ができました。
左手に2脚並べた柳宗理デザインの天童木工、バタフライスツールもお似合いです。
南区のT様邸。玄関ホールでは縁無し畳でお客様をお迎えいたします。最近の住宅には珍しく、主要な部屋は畳敷にした平屋の豪邸ができました。
リビングの客間からは個人邸とは思えない綺麗に手入れされた和風庭園の大パノラマが望めます。
南区T様邸にはリビングとダイニングに面した角に、アルミ製の上吊り戸をコーナーで合わせた建具で仕切れる和室を作りました。
茶の間的に使ったり、乳幼児の遊び場だったり、親族の宿泊などとなにかと便利です。
吊押入れで収納量は確保しながら広がりも忘れていません。
早良区のI様邸の小上がりの和室です。ダイニングテーブルの横にあるのでフラットに作った和室と比べ椅子に座った時に、家族の目線の高さが近くなるのも嬉しいですね。
家の中にメリハリが生まれ、立体的でおしゃれな空間ができます。ダイニングと引込み戸でフラットに繋がったデッキも合わせて、回遊空間となり、少し高めのデッキ回りの腰壁で守られながらも、広がりを感じられます。
造られることが少なくなってきた和室ですが、上手に導入すると、生活を豊かにしてくれそうですね!